私が小学6年生の頃、今から約56年前に神領駅北側に中部電力の社宅が建設されました。働き盛りの若いご夫婦の皆さんが入居され、多くの賑わいがもたらされました。お子さんたちが成長されるに従って、社宅の広さでは手狭になり、徐々に空き部屋が目立つようになり、築年数も経ったこともあって、以前の賑わいがなくなってしまいました。その跡地が新しい街に生まれ変わりました。
その街の名前は「i-VILLEGE神領」と改められ、戸建て住宅が並び、スーパーマーケット、美容院、手作りパンやさん、ピザ屋さんなどの店舗が並び、また活気が戻ってきました。「地域の交流が深まる施設を」と周辺住民へのアンケートで街づくりが進んだそうです。以前は社宅が通り抜けることができず、地域の分断を招いており、住民が集まる場所がなかった現状がありました。
中部大学のグラウンドや学童保育の施設もあり、隣には出川小学校、保育園もあり、教育環境も整っています。交流ラウンジもあり、ここでは地域の店舗の商品を紹介・販売するコーナーや、多目的室などを備え、まちのインフォーメーションセンターとしての機能も備えています。ロゴの「i」は、「私自身」「愛」「会い」を意味し、「人」がまちの主役になるようにという意味を込めているそうです。
素晴らしい好天に恵まれ、多くの皆様が参加されたオープニングセレモニーでは、春日丘高校吹奏楽部の皆さんの演奏で華やかに始まり、丹羽ひでき衆議院議員、石黒なおき市長のご来賓の挨拶と続きました。私も色々と見て回り、手作りパンを購入しました。珍しいミルフィーユ食パンやめんたいこ・ガーリックぱんなどを買って帰りました。またお買い物に来ようと思います。